Seth Godin’s blog(セス・ゴーディン ブログ)2009年2月23日:Is marketing evil?

Marketing works.
マーケティングがうまく効いているとする。

If you spend time and money (with skill) you can tell a story that spreads, that influences people, that changes actions. Marketing can cause people to buy something that they wouldn’t have bought without marketing, vote for someone they might not have considered and support an organization that would have been invisible otherwise.If marketing doesn’t work, then a lot of us are wasting a great deal of effort (and cash). But it does.
時間とお金を使えば、ストーリーを広めることもできるし、人を感化することもできるし、人の行動を変えることだってできる。マーケティングは、人々にマーケティングなしでは変えなかったモノを買うようにしむけることができるし、ある人を尊敬して目に見えない組織を支援して投票させるようにしむけることだってできる。マーケティングがうまく効いていないならば、多くの”偉大な”努力とお金が無駄になる。しかしながら、マーケティングは続けられている。

So, does that make marketing evil? In a story about this blog, Time magazine wrote, tongue in cheek, “Entry you’ll never see [on his blog]: Is marketing evil? Based on a long career in the business, I’d have to answer ‘yes.’
だからといって、マーケティングは悪いことなのか? 皮肉なことに、Time magazine の記事では「長年のビジネス経験に基づいて考えるならば、僕は『そうだね』って答えるよ」なんて書かれている。

Actually, I need to amend this. I’ll add this entry: Are marketers evil? Based on a long career in the business, I’d have to answer “some of them.”
僕はこれを訂正する必要があると思っていて今こうやって書いているんだけど、、僕ならこうやって書くだろう。「マーケターは悪い奴らかって? 長年のビジネス経験に基づいて考えるならば、僕は『そういう奴らもいるよ』」って答えるよ。

I’ve got a lot of nerve telling you that what you do might be immoral. It’s immoral to rob someone’s house and burn it to the ground, but is it immoral to market them into foreclosure? Well, if marketing works, if it’s worth the time and money, then I don’t think it matters a bit if you’re doing your job. It’s still wrong.
君のやっていることが道徳に反していることを伝えるのに、ひどく神経を使うんだ。誰かの家を盗んだり、放火することは、道徳に反している。けれども、前もって抵当権を市場で売買されていることは非道徳的だろうか?
そうだな、もし、マーケティングの効果があって、時間とお金の価値があったとしても、君が自分の仕事をしていたとしても、そんなことは問題にならないと思う。だって、それは依然、間違っているからだ。

Marketing has more reach, with more speed, than it has ever had before. With less money, you can have more impact than anyone could have imagined just ten years ago. The question, one I hope you’ll ask yourself, is what are you going to do with that impact?
マーケティングはかつてよりも、リーチするようになり、もっとスピーディーになってる。わずかな予算でも、誰かが10年前にイメージしていたよりも、ずっと強い影響を与えることができるんだ。そこで聞きたいことがある。君はそのような影響力をどうやって扱うつもりなんだい?

For me, marketing works for society when the marketer and consumer are both aware of what’s happening and are both satisfied with the ultimate outcome. I don’t think it’s evil to make someone happy by selling them cosmetics, because beauty isn’t the goal, it’s the process that brings joy. On the other hand, swindling someone out of their house in order to make a sales commission…
僕にとって、マーケターと顧客は何が起こっているかどちらもわかっていて、どちらも最終的な支出に満足しているなら、マーケティングは社会に貢献しているといえる。誰かがコスメを買ってハッピーになっているんだとしたら、僕は悪いことだとは思わない。なんでかっていうと、美しさを手に入れるのがゴールではないからだ。コスメはお客にとって美しさを手にいれる過程で楽しいことなんだ。
その一方で、セールスマンがコミッションを手に入れるために住宅の販売に詐欺をはたらかせたとしたら……、それは悪いことになる。

Just because you can market something doesn’t mean you should. You’ve got the power, so you’re responsible, regardless of what your boss tells you to do.
君はなんらかの商品やサービスを市場のなかで売買できてしまうんだ。たとえ、商品やサービスの意味合いが異なったとしても。君のボスが何を言おうとも、君自信が権力を得てしまったからだし、責任も背負ってしまったんだ。

The good news is that I’m not in charge of what’s evil and what’s not. You, your customers and their neighbors are. The even better news is that ethical, public marketing will eventually defeat the kind that depends on the shadows. Just ask Bernie Madoff.
僕は悪いこと、良いことの責任を背負っているわけじゃない。君は、君のお客さんや隣人なんだ。でもね幸いなことに、道義にかなっていて、パブリックなマーケティングは、邪悪なものに依存した類のものに結局は、打ち勝つもんなんだ。それは、ちょうど悪事を働かせて捕まったBernie Madoff に聞いてみればわかることだよ。

マーケティングそのものが悪いことじゃない。

それを使う人が悪用すれば悪いことになるし、いいことに使えば素敵なツールになるんだ。例えば、包丁は料理をするのに必需品で私たちの生活にいいことをもたらしてくれたけど、人を殺すための凶器として使うならば悪いものになる。でも、それで包丁が悪いという論理になるのは間違っているということだ。

どのツールやメソッド、学問のそれ自体は、それ以上でもそれ以下でもない。

マーケターは人を動かすという力を得たからこそ、モラルを問われるんだと思う。

それこそ、アカウンティングだってやろうと思えば、会計をいじれたりするわけだ。でも、そこで必要なのはやっぱりモラルということにつきると思うわけです。