かつての作れば売れる幸福な時代は終わり、いまや広告の効果は疑われるようになり(もともと過大評価されてただけなんだけど)、不況やデフレの影響もありますし、さらには今後は人口がどんどん減っていくわけで、従来のマーケティングがすでに通用しなくなっています。小売りに関しても、新規顧客に依存したビジネスはますます苦しくなっていきます。

かつてドラッカーやコトラーが唱えた戦略論、すなわちマーケティングの本質はいまでも通用する一方で、マスマーケティングに代表される戦術論においてはほとんどが無意味になってしまっています。

しかしこれは当然のことなのです。世の中が変わり、消費者が変われば、マーケティングだって変わらなければならない。マーケティングは常にマーケット(市場)に適応し、買いたくなる気持ちを創造していくものですから。

今の時代、これからの時代のマーケティング――新しいマーケティング――についてぼく自身も考えながら書いていきます。