新しいマーケティング

かつての作れば売れる幸福な時代は終わり、いまや広告の効果は疑われるようになり(もともと過大評価されてただけなんだけど)、不況やデフレの影響もありますし、さらには今後は人口がどんどん減っていくわけで、従来のマーケティングがすでに通用しなくなっています。小売りに関しても、新規顧客に依存したビジネスはますます苦しくなっていきます。

かつてドラッカーやコトラーが唱えた戦略論、すなわちマーケティングの本質はいまでも通用する一方で、マスマーケティングに代表される戦術論においてはほとんどが無意味になってしまっています。

しかしこれは当然のことなのです。世の中が変わり、消費者が変われば、マーケティングだって変わらなければならない。マーケティングは常にマーケット(市場)に適応し、買いたくなる気持ちを創造していくものですから。

今の時代、これからの時代のマーケティング――新しいマーケティング――についてぼく自身も考えながら書いていきます。

河野

当メディア編集長。コミュニケーション・デザイナー。企画屋。1997年、ニフティ入社。2001年にニフティ退職後、フリーターとして数年過ごし、2004年から2005年までオンライン書店ビーケーワンの専務取締役兼COOを務める。ECサイト初となるトラックバックを導入し、また「入荷お知らせメール」などを考案した。また、はてな社との協業による商品の人力検索サービス等をプロデュース。2005年から2007年までシックス・アパート株式会社のマーケティング担当執行役員を務める。2007年から2010年までブックオフオンライン株式会社取締役を務め、サービスの立ち上げ全般のサポートに加え、「オトナ買い」や「デマチメール」などの独自機能を考案した。その後、フリーランスに。2014年から株式会社クラシコムに勤務。現在に至る。「アクティブサポート」や「最愛戦略」の提唱者。個人として「攻城団」と「まんがseek」を企画運営。個人のサイトはsmashmedia

シェアする

コメントを残す