純粋想起
出典: MarketingPedia (マーケティング用語集Wiki) , http://marketingpedia.jp/
概要
純粋想起とは、ブランド名の浸透度などを調査する際の定義のひとつ。 純粋想起とは、製品カテゴリー等の手がかりが与えられたときに特定のブランドを思い起こせること。想起とは「思い出すこと」を意味する。
提唱者等
不明。
解説
純粋想起とは、調査対象者に何のヒントもなしに、調査対象のブランドを想起するかどうかという手法での想起を指す。
たとえば「ハンバーガーショップと言えばどこ?」や「缶コーヒーといえば何?」といったように、ハンバーガーショップや缶コーヒーというカテゴリーが与えられた場合に、特定のブランド名を再生できる状態を指す。そのためブランド再生と呼ぶこともある。 逆にブランド名を提示した上での認知度を測る場合は「助成想起」ということから、純粋想起を非助成想起とも言うこともある。また、回答者のうち、純粋想起した比率を純粋想起率、非助成想起率、再生知名率という。
純粋想起の方が、調査対象者にとって、困難な想起であり、純粋想起で想起されるブランドは、ブランド力が強いと言える。そして、純粋想起の方が、購買の際により選択されやすいとされている。
広告戦略での位置づけ
一般にクルマや高級腕時計などブランドの指名買いが多い製品は、純粋想起されるくらい(ブランド再生)のレベルにないと購入の選択肢に含まれないため、再生知名率アップを目標に据えることが多い。