[書評]マーケティングの基本

この本は見開き2ページでマーケティングに関する用語を1項目を解説する、初心者向けの用語解説本です。

たとえばこんな感じです。

こうした4PやSTP、AIDMAといった基本的な用語の解説がイラスト付きで解説されています。

今回読み返すまで忘れていたのですが前にマーケティングis.jpでも紹介した「デ・マーケティング」まで紹介されていました。デ・マーケティングを取り上げる本は少ないんですけどね。

本書の構成も比較的4Pに沿ったものになっていて、とくにこれだけチャネル政策まわりにページを割いた書籍も珍しいかもしれません。だからこそ「どうしてこれが?」と思うような用語も含まれているんですけどね。
たとえば「ショッピングセンター」や「POS」なども紹介されていますが、知識として知っておくべきではありますが、初心者向けではありませんね。

全部で75項目あって、ぜんぜん基本じゃないのも含まれているのですが、さらっと読めてしまうので興味のあるところだけを読んでもいいと思います。

目次

第1章 マーケティングの考え方
第2章 市場のつかみ方
第3章 製品管理の方法
第4章 価格の設定方法
第5章 チャネルの構築方法
第6章 コミュニケーションの実施方法

現在は第2版が入手できます。

河野

当メディア編集長。コミュニケーション・デザイナー。企画屋。1997年、ニフティ入社。2001年にニフティ退職後、フリーターとして数年過ごし、2004年から2005年までオンライン書店ビーケーワンの専務取締役兼COOを務める。ECサイト初となるトラックバックを導入し、また「入荷お知らせメール」などを考案した。また、はてな社との協業による商品の人力検索サービス等をプロデュース。2005年から2007年までシックス・アパート株式会社のマーケティング担当執行役員を務める。2007年から2010年までブックオフオンライン株式会社取締役を務め、サービスの立ち上げ全般のサポートに加え、「オトナ買い」や「デマチメール」などの独自機能を考案した。その後、フリーランスに。2014年から株式会社クラシコムに勤務。現在に至る。「アクティブサポート」や「最愛戦略」の提唱者。個人として「攻城団」と「まんがseek」を企画運営。個人のサイトはsmashmedia

シェアする