ワントゥーワンマーケティング
出典: MarketingPedia (マーケティング用語集Wiki) , http://marketingpedia.jp/
概要
顧客ひとり一人の好みや価値観、状況のちがいを把握・認識し、それぞれのニーズに合わせたきめ細やかなアプローチを行うことで効果を最大化させるマーケティング。
提唱者等
ドン・ペパーズ(Don Peppers)氏とマーサ・ロジャーズ(Martha Rogers)氏が、その著書『The One to One Future』(1993年)で提唱。
解説
個々に異なる顧客ニーズに対して、ひとり一人にあわせたマーケティングを行い、顧客満足度や販売効率を大幅に引き上げることを狙ったもの。
従来のマスマーケティングが顧客をマス(集合体、群れ)として捉え、それをデモグラフィック属性や傾向などの共通項から絞り込んだ「集団」としてアプローチすることに対して、ワントゥーワンマーケティングは顧客を「個」として捉え、顧客起点の個別アプローチを行う。
その考え方やアクションはCRMに近い。
またマスマーケティングが新規顧客を獲得し「市場シェアの拡大」を主な狙いとするのに対し、ワントゥーワンマーケティングは既存顧客との継続的な関係維持を重視し「顧客シェアの拡大」を目的としたものである。
参考事例
参考書籍
- ONE to ONEマーケティング―顧客リレーションシップ戦略 ISBN 978-4478501191