サクラバーガー問題

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サクラバーガー問題とは、2008年末にマクドナルドが新商品「クォーターパウンダー」のプロモーションを目的とし、サクラを使ったステルスマーケティングを展開した問題のこと。一部テレビ報道でも取り上げられた。PRに協力したトレンダーズの社長ブログでもステルスマーケティングが確認されている。

経緯

日本マクドナルドはかつて商品として販売していた「クォーターパウンダー」を、2008年11月より新ブランドとして東京都内で展開しているが、その立ち上げに際しアルバイトを動員して意図的に行列を作り出した。

2008年12月には大阪での販売を開始したが、この時には徹夜組を含め2000人余りの行列ができた。しかしこのために派遣会社のフルキャストなどアルバイトを1000人募集していたことが判明している。このアルバイトには報酬として時給1000円とハンバーガーの代金が支給された。バイトスタッフによると3回購入するよう指示があったらしい。

日本マクドナルドはこのアルバイトの依頼はいわゆるサクラややらせではなく「モニター調査」であったと弁明しているが、モニターであれば「複数回購入する必要がないこと」と「わざわざ混雑するオープン日に徹夜させてまで並ばせる必要がないこと」から説得力に欠けると非難された。この頃に2ch等で「サクラバーガー」と命名されている。

さらに同社のPR業務を一部担当している、トレンダーズ社長の経沢香保子氏が自身のブログで取引関係を伏せたステルスマーケティングを展開したこと、さらに批判コメントはすべて削除するなどの対応をしたため、批判が強まった。

また日本マクドナルドは大阪での発売開始日の店舗売上が過去最高であったと発表しており、このことがIR的に問題だとの意見もある。

関連エントリー

主要記事へのリンク

マクドナルド社について

行列を伝えるマスメディア

サクラ行列について

トレンダーズ社について

社長ブログ

社長ブログへの反応

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