SWOT分析

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SWOT分析

概要

SWOT分析とは、目標達成のために、強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、 機会(Opportunities)、脅威(Threats) 、 の4つのポイントから、市場を分析し、 戦略を策定する手法です。「スウォット」 と読みます。

提唱者等

ケネス・R・ アンドルーズ

解説

SWOT分析は内部要因と外部要因にわけて分析します。 内部要因とは強み(Strengths)と弱み(Weaknesses)です。

例えば、オリエンタルランドを例にとりますと、強みとは次のような項目があげられます。

  • 入場者数世界最大の東京ディズニーリゾートを運営している。
  • ディズニーブランドが協力な競争優位性を持っている

では、逆に弱みは次のような項目とすることができます。

  • ディズニーブランドへの依存度が高い
  • 施設が千葉県舞浜市に一極集中しているため、地理的リスクが高い

この例でもわかる通り、強みと弱みは、自社の長所と短所と言い換えても良いと思います。 重要なポイントとしては、あくまで相対的な評価であるということです。

次に外部要因とは機会(Opportunities)と脅威(Threats)です。 また、オリエンタルランドを例にすると、機会とは次のような項目があげられます。

  • 中期的に、新興国を中心とした外国人観光客の増加が期待てきる
  • 脱舞浜に成長機会がある

脅威とは、次のような項目になります。

  • 人口減少と少子高齢化により国内市場の縮小が予想される
  • 所得の減少や雇用環境の悪化により、個人消費の低迷が継続している

外部要因は、政治や経済のマクロ的な観点から、競合他社のサービス展開などの 話題まで、様々なレベルの項目を挙げることができます。

実戦的に使っていくポイントとしては、「プラス」「マイナス」をどう評価するのか という点であります。主観的な立場で事実をどう捉えるのか ということになり、あくまで自社との相対的なものであります。

また、オリエンタルランドの例にとると、弱みである「ディズニーランドへの依存度 が高い」というのは、現状では、独占的に運営しており、逆に言うと強みでもあります。 着目する視点によって、強みでなったり、弱みでなったりするわけです。

SWOT分析は、あくまで現状把握するための分析ツールという位置づけで、分析結果よりも 分析プロセスに様々な発見や意義がある手法だと言えます。

参考URL

参考書籍

  • 戦略フレームワークの思考法 ISBN 978-4534044396

関連項目

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