「有為抽出法」の版間の差分
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2010年11月3日 (水) 05:17時点における最新版
目次
概要
統計調査などで、調査対象者を選ぶ時に使われる抽出方法のこと。反対語としては無作為抽出法がある。
提唱者等
不明。
解説
調査対象者(標本)を抽出する際に、ある目的のために意図的に選ぶ方法のこと。たとえばサラリーマンを対象としたアンケートにおいて、世代を絞り込んだり、職務や役職で選ぶなどがある。
実施が容易である反面、標本抽出の主観性を排除できないため誤差の影響を統計的に推定することが困難である。
主な有為抽出法として、以下のようなものがある。
紹介法
友人、知人、会社の同僚など調査に協力してくれそうな人々を標本とする方法。
応募法
募集に応じたモニターなど自発的に応募してきた人を標本とする。自発的に応募してきた人は、その調査(または商品)に興味を持っており質の高いデータが得られる可能性も高い。
典型法
母集団を代表する典型的な人を選び標本とする方法。
インターセプト法
街路、ショッピングセンターなどで調査協力を依頼する方法。依頼者の技量により協力率も異なる。
出口調査
インターセプト法に近いが、選挙当日に投票所から投票を終えて出てきた有権者に、どの政党・候補者に投票したのかを尋ねる方法。
割り当て法
国勢調査等の事前情報を利用して母集団の構成比率に等しくなるように標本を集める方法。標本を母集団に似せることはできるが、調査の精度を統計的に評価することができないという限界がある。