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2010年10月27日 (水) 00:55時点における最新版

概要

Gross Rating Points(グロス・レイティング・ポイント)の略で、スポットCMの契約などに用いられる単位。ある期間中に放送したテレビCMの各回世帯視聴率の合計を表わす。「延べ視聴率」ともいう。

提唱者等

とくになし。

解説

毎分視聴率1%の番組に、テレビCMを1本流すことを1GRPと表す。たとえば、16%の番組に5本、12%の番組に6本、6%の番組に8本のCMを流した場合は、(16×5)+(12×6)+(6×8)=200GRPとなる。

広告主にとっては、どれだけ多くの視聴者がCMを目にしたか(到達率)と、どれだけ多くの回数CMを目にしたか(平均接触回数)が重要になってくる。このため、GRP=到達率(Reach)×平均接触回数(Frequency)とも表される。

上記の例の合計19本のうち、すべての世帯が一度でもそのCMを見た場合は到達率100%、平均接触回数は2.0回となる。また、全世帯のうちそのCMを見た世帯が半分に留まった場合は、到達率50%、平均接触回数は4.0回となる。低視聴率番組に高頻度で出稿するのと、高視聴率番組に絞り込むのとではどちらが効果的かは一概には言えず、広告主の戦略によるところが大きい。

またGRPでの出稿はあくまでも量の測定に過ぎないため、視聴者の年齢構成比などを考慮して出稿しなければ効果は低くなる。当然、ターゲットとしている視聴者層の視聴が見込めることも重要な要素である。広告主であるメーカーが小売店に商品を売り込む際には、好条件の陳列スペースを確保するために高いGRP値の設定が要求される。

一般的な広告費用

1GRPあたりの単価は、在京キー局でおよそ10万円と言われている。たとえば、関東地区で200GRPを獲得するには2000万円の費用がかかる。

参考URL

参考書籍

関連項目

関連マーケティング

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