「プロシューマー」の版間の差分
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概要
プロシューマー(Prosumer)とは、生産者(プロデューサー、Producer)と消費者(コンシューマー、Consumer)を合成した造語で、未来学者のアルビン・トフラー氏が1980年に発表した著書『第三の波』で予言した概念。
提唱者等
アルビン・トフラー氏が1980年に発表した著書『第三の波』で提唱。
解説
著書『第三の波』でトフラーは、人々は市場を通じた交換による経済活動だけでなく、市場を通さない、自分自身や家族や地域社会で使うためもしくは満足を得るための無償の隠れた経済活動で多くの富を生み出しているとし、そうした市場外の生産活動を行う人々を「生産消費者」と呼んだ。
具体的にはオープンソースの「Linux」やWikipedia(ウィキペディア)などが事例としては取り上げられることが多い。また国内事例においても過去に無印良品が行なっていた、消費者が商品の開発や改良を提案する開発サイト「空想無印」が知られている。
参考URL
参考書籍
- 第三の波 ISBN 978-4122009530
- プロシューマー入門―新消費市場にヒットを生む 企業と客の両側に立つ新しい視点 ISBN 4-924719-40-4
- 消費社会のゆくえ―記号消費と脱物質主義 ISBN 4-641-17315-X
- 富の未来 ISBN 4-06-213452-7
- アルビン・トフラー 「生産消費者」の時代 ISBN 978-4-14-081218-1
- ウィキノミクス―マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ ISBN 978-4-8222-4587-0