「インバウンドマーケティング」の版間の差分
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2012年7月18日 (水) 01:25時点における版
概要
インバウンドマーケティングとは広告出稿などに頼るのではなく、興味のある消費者は自ら検索をしたりソーシャルメディアで聞いたりして調べてくれるということを信じて、消費者自身に「見つけてもらう(Get found)」ことを目的としたマーケティング施策。
提唱者等
ブライアン・ハリガン、ダーメッシュ・シャア
解説
従来の広告を中心としたマーケティング手法を「アウトバウンド・マーケティング」として、そうではなく消費者が「ウェブを利用して自ら見つけ出す」ことを前提としたマーケティング手法が「インバウンド・マーケディング」である。
インバウンドマーケティングが登場した背景として、消費者の行動の変化が挙げられる。何か気になることがあった際には検索エンジンを利用して調べることが日常化し、商品やサービスを購入した際にはその感想(賛否ともに)をソーシャルメディアで発信するのが当たり前になった現代では、これまで以上に消費者の評価が重要になるとともに、そうしたオンライン上のコメント(クチコミ)が認知や来訪の導線となる。
いいかえると、広告を用いて企業が消費者に向けて何を言うかではなく、消費者が企業について語ることが検索されたり共有されたりして、他の消費者の行動を決定づけることが増えており、だからこそ企業はSEOなど従来の検索エンジン対策を行なうとともに、SMO(ソーシャルメディアオプティマイゼーション)などの施策を通じて、消費者に見つけてもらいやすくする環境を整える必要がある。具体的にはそこでしか読めない(見れない)コンテンツの公開などが挙げられる。
さらには流入を自然検索やソーシャルメディアにシフトするだけではなく、各経路ごとのリード(見込み顧客)を管理し、顧客転換率を計測することで、注力すべき経路や、効果の高いコンテンツを把握し、より効率を高めることも重要である。顧客へ転換するためにはメルマガ発行やステップメールなどの施策も考えられる。
参考事例
参考書籍
- インバウンド・マーケティング ISBN 978-4883999576