「メラビアンの法則」の版間の差分
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対人間コミュニケーションにおいて、感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかということを研究したもの。 | 対人間コミュニケーションにおいて、感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかということを研究したもの。 |
2010年9月22日 (水) 00:38時点における最新版
概要
メラビアンの法則(the rule of Mehrabian)はアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが1971年に提唱した法則で、相手に与える影響として発せられるメッセージよりも、その際の表情や口調のほうが強い影響力を持つというものである。
ただしこの解釈は本来の「メラビアンの法則」とはかけ離れて誤用されるケースも多い。
提唱者等
アメリカの心理学者アルバート・メラビアン(Albert Mehrabian)が1971年に提唱。
解説
対人間コミュニケーションにおいて、感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかということを研究したもの。
この研究の結果として、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。この割合から「7-38-55のルール」とも言われる。「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれている。
よくある誤解
この内容が次第に一人歩きをし、この法則から「見た目が一番重要」あるいは「話の内容よりも喋り方のテクニックが重要」という結論が導き出されるという解釈が有名になっている。就職活動の面接対策セミナー、営業セミナー、自己啓発書、話し方教室などでこの解釈がよく用いられるが、これは謝りである。
この実験はあくまでも「好意・反感などの態度や感情のコミュニケーション」において「メッセージの送り手がどちらとも取れるメッセージを送った」場合、「メッセージの受け手が声の調子や身体言語といったものを重視する」ということを言っているにすぎない。 そのためたんに事実のみを伝えたり、あるいは要望したりするコミュニケーションの場合には触れておらず、コミュニケーション全般においてこの法則が適用されるというような解釈はメラビアン本人が提唱したものとはまったく異なるので注意が必要。
参考URL
参考書籍
- 人は見た目が9割 ISBN 978-4-10-610137-3