マズローの欲求段階説

2010年2月16日 (火) 04:13時点におけるKouno (トーク | 投稿記録)による版

概要

マズローの欲求階層説(欲求階層理論)、自己実現理論とも呼ばれる。 アメリカ合衆国の心理学者・アブラハム=マズローが、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したもの。

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Wikipediaより


解説

アブラハム=マズロー(1908年~1970年)は、人間の基本的欲求は5段階のピラミッドのようになっていて、底辺の欲求が満たされると、1段階上の欲求を志すと説いた。

5段階とは、低次から数えて

  • 生理的欲求(physiological need)
  • 安全の欲求(safety need)
  • 所属と愛の欲求(social need/love and belonging)
  • 承認の欲求(esteem)
  • 自己実現の欲求(self actualization)

の5つで、このことから「階層説」とも呼ばれる。また、「生理的欲求」から「承認の欲求」までの4階層に動機付けられた欲求を「欠乏欲求」(deficiency needs)とする。生理的欲求を除き、これらの欲求が満たされないとき、人は不安や緊張を感じる。「自己実現の欲求」に動機付けられた欲求を「成長欲求」としている。

生理的欲求と安全の欲求は人間が生きる上での衣食住等の根源的な欲求であり、親和の欲求とは他人と関りたい、他者と同じようにしたいなどの集団帰属の欲求で、自我の欲求とは自分が集団から価値ある存在と認められ、尊敬されることを求める認知欲求のこと。そして自己実現の欲求とは自分の能力や可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求のことを言う。