「自虐型マーケティング」の版間の差分

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==概要==
 
==概要==
自らの商品のマイナス点を強調することで、その反面として存在する長所をアピールするマーケティング。
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自らの商品のマイナス点を強調することで、その反面として存在する長所をアピールするマーケティング。自虐マーケティング、ともいう。
  
 
==提唱者等==
 
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河野武(なのかな、自信ないけど)
 
河野武(なのかな、自信ないけど)
 
  
 
==解説==
 
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*雪国もやし「メチャメチャ高いから絶対買うなよ」
 
*雪国もやし「メチャメチャ高いから絶対買うなよ」
 
*としまえん「史上最低の遊園地」(1990年4月)
 
*としまえん「史上最低の遊園地」(1990年4月)
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*香川県の観光PR「[http://www.my-kagawa.jp/udon-ken/top.html うどん県にようこそ。]」
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*広島県の観光PR「[http://oc-h.jp/index.html おしい!広島県]」
  
 
==関連マーケティング==
 
==関連マーケティング==

2013年2月1日 (金) 23:49時点における最新版

概要

自らの商品のマイナス点を強調することで、その反面として存在する長所をアピールするマーケティング。自虐マーケティング、ともいう。

提唱者等

河野武(なのかな、自信ないけど)

解説

代表的なのは「まずい!もう一杯!」の『青汁』、「メチャメチャ高いから絶対買うなよ」の『雪国もやし』など。

この手の自虐的マーケティングはハマればすごい破壊力を持っている。ダビデとゴリアテ的な話は日本でも「判官びいき」って言葉があるように、かなり有効ではあるものの、意図的に設計するのは難しい。

例えば『青汁』の場合は「良薬、口に苦し」という諺があるから成立したわけで、つまりネガティブな要因は、それ自体が良いこと(メリット)とのトレードオフであるから受け入れられる。 『雪国もやし』も「安かろう、悪かろう」という前提が消費者の脳裏にあるから、「高いということは、きっと美味いんだろうな」と勝手に予想する。そのイメージ喚起、イメージ誘導をいかに効果的にやれるかがポイント。

アメリカでも「我々はナンバー2です」と言ったエイビス(Avis)ってレンタカー会社があるが、その後に「2番手だから空いてます。だから待たせません」というメッセージを続けたから成功したわけで、単純にデメリットだけを訴求しても意味がない。

参考事例

  • キューサイ青汁「まずい、もう1杯!」
  • 雪国もやし「メチャメチャ高いから絶対買うなよ」
  • としまえん「史上最低の遊園地」(1990年4月)
  • 香川県の観光PR「うどん県にようこそ。
  • 広島県の観光PR「おしい!広島県

関連マーケティング

参考書籍

参考URL

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