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ある商品の購入を考えている顧客に対し、当初決めていた
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アップセルとは、ある商品の購入を考えている顧客に対し、当初決めていた価格帯の商品よりも上位の商品(あるいは利益率の高い商品)を勧める販売方法のこと。
価格帯の商品よりも上位の商品を勧める販売方法。
 
  
 
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コーヒーチェーンに行き、注文をするときに「プラス50円でMサイズにも
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顧客単価の向上、LTV(顧客生涯価値)の向上を目指す販売アプローチ。
できますがいかがですか?」と店員にすすめられることがあるがこれも
 
アップセルの手法である。
 
また、リアル店舗の場合はメニューや販促物で単価の高い商品を中心に掲載を
 
するケースがあり、単価の安い商品をわざと目立たないようメニューの隅に
 
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たとえばコーヒーチェーンに行き、注文をするときに「プラス50円でMサイズにもできますがいかがですか?」と店員に薦められることがあるがこれもアップセルの手法である。
付加価値がないと、顧客への押し付け感が強くなり、かえって不信感を
 
招くことになりかねないので「商品としての付加価値」と「顧客のニーズ」を
 
連動させた戦略が求められる。
 
  
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また、リアル店舗の場合はメニューや販促物で単価の高い商品を中心に掲載をするケースがあり、単価の安い商品をわざと目立たないようメニューの隅に掲載している例も見受けられる。
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課題としては、商品そのものに単価が上がったことに対する付加価値がないと、顧客への押し付け感が強くなり、かえって不信感を招くことになりかねない点で、納得性や満足感が重要である。「商品としての付加価値」と「顧客のニーズ」を連動させた戦略が求められる。
  
 
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==参考書籍==
 
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*図解実践マーケティング戦略 ISBN 9784820716501
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*図解実践マーケティング戦略 ISBN 9784820716501
  
 
==関連項目==
 
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*[[クロスセル]]
 
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==関連マーケティング==[[Category:マーケティング用語集]]
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2010年12月6日 (月) 22:56時点における最新版

概要

アップセルとは、ある商品の購入を考えている顧客に対し、当初決めていた価格帯の商品よりも上位の商品(あるいは利益率の高い商品)を勧める販売方法のこと。

提唱者等

不明。

解説

顧客単価の向上、LTV(顧客生涯価値)の向上を目指す販売アプローチ。

たとえばコーヒーチェーンに行き、注文をするときに「プラス50円でMサイズにもできますがいかがですか?」と店員に薦められることがあるがこれもアップセルの手法である。

また、リアル店舗の場合はメニューや販促物で単価の高い商品を中心に掲載をするケースがあり、単価の安い商品をわざと目立たないようメニューの隅に掲載している例も見受けられる。

課題としては、商品そのものに単価が上がったことに対する付加価値がないと、顧客への押し付け感が強くなり、かえって不信感を招くことになりかねない点で、納得性や満足感が重要である。「商品としての付加価値」と「顧客のニーズ」を連動させた戦略が求められる。

参考URL

参考書籍

  • 図解実践マーケティング戦略 ISBN 9784820716501

関連項目

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