目次
概要
ダイレクトメールやメールマガジンなど、メールを使ったマーケティング。
提唱者等
特になし。
解説
従来の郵送によるDM(ダイレクトメール)に比べて、圧倒的にコストが安くなることもあり、ネットの初期からメールによる販売促進は行なわれてきた。 顧客ごとの購入履歴などを格納したデータベースと連動して、顧客別にカスタマイズしたメールを送ることも容易になり(紙の場合は印刷の工数を考えると全顧客に別々の内容を送ることは仕組み上は可能でも現実的には難しい)、より効果的なマーケティングが行えると期待された。
しかしながら、ほぼ0円(ノーコスト)で送信できることもあり、メール文面の精査や顧客のパーミション(参考:パーミションマーケティング)を得ることよりも、「数撃ちゃ当たる」的な発想になっている企業が多いのも事実であり、結果としてSPAMの増加が問題視されている。 最近ではケータイ向けにも大量のメールが飛び交っており、同じ問題が起こりつつある。
そもそもメールマーケティングは、「ほとんどコストがかからない」「ほぼリアルタイムで届けられる」「顧客ごとに文面をカスタマイズできる」という強いメリットを持っている。 しかし前述の通り、現状は多くの企業において「コストをかけずに、大量にメールをバラ撒く」ために使われており、企業側のモラルが問われている。