シズル感
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目次
概要
シズル感とは、テレビCMや広告写真に出てくる食品に生き生きとした実感のこと。もともとの英単語「シズル(sizzel)」はステーキを焼くときの「ジュージュー」という音のこと。
提唱者等
USの経営アドバイザー、エルマー・ホイラーが1937年に著書『TESTED SENTENCE THAT SELL』に初出。
解説
シズル感があるというのは、それを見るとすぐにでも食べたり飲んだりしたい気持ちにさせる状態であることを指す。
エルマー・ホイラーの著書『TESTED SENTENCE THAT SELL』には、「Don't sell the steak --- sell the sizzle!(ステーキを売るな。シズルを売れ!)」とあり、おそらくこれが起源とされている。
たとえば肉屋がステーキ用の肉を売るとき、肉のかたまりをケースに入れて展示しておくよりも、ステーキを焼いているときのおいしそうな肉汁、匂い、ジュージューという音などを連想してくれるような広告を見せたほうが売上は大きく伸びるとされている。
シズル感の表現方法
シズル感を表すために、広告写真では温かい料理からは湯気を出し、アイスクリームなどの冷たいものからは白い冷気を漂わせ、ビールジョッキの側面が水滴でぐっしょりと濡れるといった状態を、さまざまな工夫を凝らして再現している。