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概要
レスポンテンス・レイテンシー調査のひとつ。「プライム」を日本語訳すると「呼び水」。つまり、先に見たものや聞いたものが、後の反応や行動にどれくらいの影響を与えるのかを調査することで、そのブランドや商品と、ユーザーとの関連性を明らかにできる。
提唱者
不明。
解説
競合メーカーの商品やサービスを見せる。例えば「テレビ」。Aメーカーのテレビは「色の鮮やかさ」が特長。他方Bメーカーのテレビは「簡単に録画できること」が特長とする。
まず回答者にAメーカーのテレビ画像を見てもらった後、「きれいな」「色彩豊か」「かんたん」「スムーズ」の言葉を含んだ文字列を複数、ランダムで見せる。回答者は「きれいな」「色彩豊か」という言葉を単語として(素早く)識別した。
また同条件においてBのテレビで簡単録画を体験した回答者は、Aの時とは違って「かんたん」「スムーズ」という言葉を(素早く)識別した。
この回答者の反応速度やその態度から回答者がどのようにブランドを比較し、そのブランド思考をどの程度引き出すのか? などのことがプライミング調査から理解できる。
参考文献
心脳マーケティング ジェラルド・ザルトマン著 ISBN 978-4478502167