今回のネタはこれ。

エコ消費の話。エコロジーだけでは人は買わない。エコノミーだから買う。人は損したくない生き物であり、同時に人はちょっといいことをしたい生き物。だからイニシャルはともかく、ランニングコストが安くなる提案じゃないと乗らない。エコロジーはイニシャルが高いことを納得させる自分への方便。Mon Aug 10 05:44:48 via web

本当に地球環境のことを考えているのか

人間の消費に対するスタンスはそう大きく変わったりしない。
地球環境のことは大事な問題だとわかりつつも、自分の問題としての認識はまだまだ薄く、そのために余分な支出を受け入れることができる人はまずいない。よほど裕福な人か、よほど関心が高い人を除いて。

それこそ本当に環境汚染のことを考えるなら、クルマに乗らなければいいわけです。だけど現実的にクルマを捨てることはできない。ではアイドリング・ストップ運動は? みなさんはクルマに乗るとき、信号待ちの際にエンジンを切ってますか? 先日乗ったタクシーはどうでした?

「大事なことはわかってるけど、そこまではちょっと……」というのがぼくたちの正直な気持ちです。

ただ最近「エコ消費」が叫ばれ、実際にプリウスやインサイトのようなハイブリッドカー(エコカー)の売れ行きが好調だったり、冷蔵庫やエアコンなどもエコ家電と呼ばれるものがよく売れています。
どうしてエコだと売れるのでしょうか?

これは減税やエコポイントの効果がまず大きいです。期間限定とはいえ、景気対策としてこの手の現金還元型のインセンティブ(特典)は有効です。これは「どうせ買うなら今のほうが得だから」と駆け込み需要を引き起こします。国を挙げてセールをやってるわけですから、当然効果はあります。

でもこれは環境のことを考えて買っているわけではないのです。

もっというと、損得で判断してるだけなのです。

エコノミーとエコロジー

つまり「エコ消費」の「エコ」とは「エコノミー(経済的)」であって、「エコロジー」ではないと。
より正確に言うならば、「どうせ買うならエコ(=エコロジー)のがいいけど、エコのためにわざわざ高い方を選んだりはしない」ということです。

たとえば、ある夫婦が家を建てる際に、家庭用ソーラーパネルを検討したそうですが、けっきょく導入費用を毎月の電気代の浮いた分でカバーするには10年以上かかるため、見送ったそうです。

プリウスが当初、セレブを中心に売れたのも同じ理由です。いくら燃費が良くても、自分の年間走行距離を考えると元を取るのに何年もかかるから、普通の人は買わなかったのです。
それが(競合対策として価格を下げた上に)減税になった途端に売れ始めるわけです。

売れる理由、売れない理由。そのすべてを正確に説明できるわけではありませんが、

「多くの人は損得で動く。よほどのことがない限り。」

このことを理解しておくことは大事です。