弊社では、コンテンツマーケティングの導入を支援するサービスを展開しておりますが、その中で「コンテンツマーケティングの場合、KPIは何を設定したらいいか?」という相談を頻繁にいただきます。多くの担当者さまがここでつまずいている印象です。

KPI - a performance indicator or key performance indicator is a type of performance measurement

じっさいには、“コンテンツマーケティングによって何を実現したいか”によって設定すべきKPIは大きく異なると考えるべきです。
そこで、今回は実現したいこと別の設定KPI例をケースバイケースでご紹介します。どうぞ、ご参考ください!

そもそも、コンテンツマーケティングは何を実現できるのか?

コンテンツマーケティングによって、何が実現できるのか。そもそも、ここを知っていないとKPIの設定どころか、何のためにコンテンツマーケティングを実施するのかがブレてしまい途中で挫折してしまうでしょう。
コンテンツマーケティングの実施には前提として、ターゲットが価値を感じる継続的なコンテンツの確保が必須となります。これを継続することで実現しうることの代表例は以下のとおりです。

  • ターゲットを絞ってコンテンツ展開するため、自社に興味関心の強い層に限定してアプローチできる。(→購買につなげる)
  • 価値あるコンテンツを提供し続けることで、ブランディングの向上を実現できる。(→企業の認知度向上)
  • 質の高いコンテンツにフォーカスして提供する為、ソーシャルメディアで拡散しやすく、SEO対策に有利になる。(→トラフィック獲得)
  • さらに、製品の具体的な活用法などを紹介することで、エンゲージメント強化による見込み客の顧客化、または既存顧客へのアップセルを狙える。(→エンゲージメント強化)

といったことが期待できます。
それでは、次にこれらを目標とした場合に、何をKPIに定めるべきかを例としてご紹介しましょう。

実現したいこと別、設定KPI例

1.購買につなげたい

自社の製品にとって関連の強い層にコンテンツが読まれているかどうかを知る必要があります。ランディングページが製品販売の役目を担っているかも重要なポイントです。

KPI例:CVR、ランディングページへの誘導数など

2.企業(製品)の認知度を向上させたい

ターゲットにとって印象に残るコンテンツ(インパクトのある動画、スライド、インフォグラフィックなど)を作りつづける必要があります。印象に残るコンテンツを定期的に公開することで、ターゲットは自ら継続的に訪問してくれるようになるでしょう。

KPI例:ソーシャルメディアによるシェア数、閲覧数、リピート訪問者の比率など

3.トラフィックを獲得したい

検索エンジンはキーワード検索の回答となる情報を含むコンテンツを上位表示させ、ソーシャルメディアは共感を生むコンテンツと相性が良いとされています。
コンテンツの質にフォーカスしていれば、これらは自然とクリアできるでしょう。以下のKPI例を参考にコンテンツの質の定期的な見直しを計りましょう。

KPI例:月間のトラフィック数、キーワード検索の順位、ソーシャルメディアによるシェア数、被リンク獲得数など

4.エンゲージメントの強化をしたい

見込み客に顧客となってもらうためには、製品を活用することによって得られる良い未来を想像させなければなりません。そのためのコンテンツとしては、ケーススタディー、ウェビナー、顧客へのインタビューなどが有効でしょう。

KPI例:コンテンツ毎の見込み客→顧客への転換率、リピート客が占める売上比率の変化など

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここで紹介した内容が御社にとってコンテンツマーケティング運用のヒントになれば幸いです。まだ、コンテンツマーケティングに取り組んでいないという企業はこれを機会に検討してみると良いでしょう。

河野コメント

コンテンツマーケティングのブームも少し沈静化してきているように感じますが、それは短期の結果を求められすぎるという背景があるようです。じっさいにはコンテンツマーケティングは中長期的に貢献する傾向が強い施策であるため、予算を継続的に確保していくためにも適切な中間指標、KPIを設定して社内の理解を促進していかなければなりません。

さらにはソーシャルメディアの活用方法など、目的を達成するための具体的手法についても十分に検討すべきで、とくにフォロワー数などは一朝一夕に増えるものではありませんので、オンライン上の窓口となるこれらのアカウントを育てていくという考え方も必要となるでしょうね。