かつて糸井重里さんは『インターネット的』(PHP研究所、2001年)という著書でインターネットの特徴を「リンク」「フラット」「シェア」という3語で説明しました。

肩書きや身分に囚われないフラットな関係の人々が、縦横にリンクしあって(繋がりあって)、さまざまな情報をシェアするという、この指摘はインターネットの本質を見事に言い当てていると思います。とても2001年に書かれた本とは思えないくらいに(もっともそれこそが「本質」なのですが)。

糸井さんの指摘はかなり理想論に聞こえますし、楽観主義に見えるかもしれません。ただぼくは本来インターネットにはそういう性善説的な重力があると思っていて、「正直者がバカをみない」世の中にするためには、このインターネットのパワーを活用するしかないと思っています。

また、アメリカのオバマ政権は発足時に「コミュニケーション」「透明性」「参加」という3つのキーワードを提示しました(2009年1月)。
オバマ大統領は選挙戦でもソーシャルメディア戦略を統括するポストに、Facebookの創業者4人のひとりでもあるクリス・ヒュージ氏(Chris Hughes)を起用しており、ソーシャルメディアを積極的に活用した初めての大統領としても知られていますが、政権発足後もそこで築いた関係性を維持していくためにメディアチームを設け、ニューメディア担当ディレクターとしてメイコン・フィリップス(Macon Phillips)氏を起用しました。

この「コミュニケーション」「透明性」「参加」というのは糸井さんのインターネットに対する指摘よりも、さらにソーシャルメディア時代を反映したものとなります。

ぼくたちはホームページやメルマガしかなかった2001年に比べると、さまざまなコミュニティを手に入れました。ブログ、SNS、YouTubeにツイッター。インターネットを使うユーザーも増えましたし、数年前からすでにmixiのPVは携帯がPCを上回っているように、ぼくらのネット環境の約半数はモバイルになっています。

日本国内のインターネットそのものの普及率はほぼ上限に達しましたが、その利用率、とりわけソーシャルメディアの利用はまだまだ浸透していくでしょう。
それでも変わらない「本質」とはなんなのでしょうか。「本質」を見極めず、その時々の流行に踊らされていては、本当に深いコミュニケーションを築くことはできませんし、その関係を持続させることも不可能です。

あなたが考えるインターネットの3つの特徴とはなんですか。ぜひ以下のフォームで教えてください。